高梨沙羅の失格は中国の陰謀というのはデマ!かわいそうだけど日本は違反がもともと多かった?

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高梨沙羅の画像
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梨沙羅選手のジャンプが失格になり、中国の陰謀だ!というのが話題になっています。

高梨沙羅選手の失格は中国の陰謀というのは、デマなのでしょうか?

高梨沙羅選手はかわいそうですが、日本は違反がもともと多かったのでしょうか?

実際どうなんでしょうか?

今回は高梨沙羅選手の失格について徹底検証していきます!

目次
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高梨沙羅の失格の経緯!

高梨沙羅選手の失格の経緯ですが、これは2月7日に行われた、北京オリンピックの新種目であるノルディックスキー・ジャンプ混合団体で起きた出来事です。

高梨沙羅選手が女子ノーマルヒルで、ご自身の目標であった金メダルに届かず、4位に終わってしまったことは皆さんご存じですよね?

3度もオリンピックに出場すること自体が、素晴らしいし、結果に関わらず誇れることだと思います。

でも、高梨沙羅選手の試合後のインタビューで、涙をこらえたコメントには、私も思わず貰い泣きをしてしまいました。

そんな高梨沙羅選手が気持ちを切り替えて臨んだという、ノルディックスキー・ジャンプ複合団体。

高梨選手は1回目にヒルサイズ(着地限界地点・106m)近くの103mという素晴らしいジャンプを見せてくれ観客をおおいに沸せてくれ、高梨選手自身も、満面の笑顔を見せてくれました。

でも、その後に行われたスーツの計測では規定違反となり、この大ジャンプは残念ながら失格に。

結局、記録は取り消されてしまいました。

それだけではなく、高梨沙羅選手以外のオーストリア・ドイツなど4か国5人にスーツの規定違反者が出て、続々と記録取り消しの処分に。

競技参加国10か国中、4か国に失格者が出るという波乱のなか、高梨選手は失格という結果を聞いた時にひどくショックを受けた様子が見てとれ、見ていた私も凄くショックでした。

また、日本は結局通過ギリギリの8位になっていて、2回目に飛んだ高梨選手には更なるプレッシャーになっていようでした。

実際、2回目を飛び終えた高梨選手は、飛び終わった後に泣き出していたほど。

これは見ていて本当に心が痛かったです…。

この時の高梨沙羅選手の記録は、K点を超えた98.5メートル。1回目には及びませんが立派な良い記録でした。

その後の、小林陵の大ジャンプも相まって日本は3位を狙える位置にまで浮上しましたが、カナダ選手の好記録により4位のまま、メダル無しという結果に。

その後のニュースでは、高梨沙羅選手のスーツ違反は太もも回りが規定より2センチずつ大きかったと伝えられています。

高梨選手の1回目の大ジャンプが失格でなかったら、日本はメダルの可能性が非常に大きかっただけに、Twitterでは大騒ぎになっています。

「抜き打ちスーツ」がTwitterのトレンドになり、「高梨沙羅 中国」や「高橋沙羅 陰謀」などで引用して、中国の陰謀説という話が。

これはデマじゃないんでしょうか?

実際どうなんでしょうか?検証していきますね。

高梨沙羅の失格は中国の陰謀説も?

引用:https://unsplash.com/photos/LUYD2b7MNrg

2月8日に、韓国がショートトラックの選手への失格判定について北京オリンピック委員会に抗議をしているというニュースが入りました。

それを受けて、更にTwitterでは「日本も高梨沙羅選手の判定について抗議すれば良いのに」という意見が多数見られました。

ニュースでもノルウェー選手が「通常の測定方法ではなかった」という意見やドイツ監督が激怒していることなどが報道された為、より一層中国陰謀説が過熱している様子です。

1回目の高梨沙羅選手のジャンプが素晴らしく、高梨選手も晴れやかな笑顔を見せてくれた後だけに、ショックは大きかったですね…。

そのショックの大きさから中国の陰謀を感じてしまったという意見です。

中国の陰謀かどうかはさておき、高梨沙羅選手への感情的な部分はとても共感できますね。

みなさんが一番疑問に感じたことは、なぜ飛ぶ前になぜ計測しないのか?ということと、失格者が女子ばかりだった為に、なぜ女子だけ?という疑問を持った方達が多かったようです。

メダル候補の国の女子ばかり狙われて失格が続いている、これって中国の陰謀じゃないのかという意見、高梨沙羅選手ほどのベテラン選手が今更スーツの規定違反なんて、おかしい、中国の陰謀を感じてしまうという意見も。

ただ、当の中国は10位で日本とは全く関係ない成績でしたし、私自身、ルールも気になって色々スーツについて調べてみました。

そして、「スキージャンプでのスーツの持つ意味の凄さ」について、ビックリすることが分かりました!

朝日新聞の解説の引用ですが、「良いスーツなら、踏み切りでタイミングを外しても帳消しになる」と言われるほど、スーツの性能で数メートル以上距離を稼げるそうなのです。

更に次の項目で検証して行きますね。

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高梨沙羅の失格は中国の陰謀というのはデマ!かわいそうだけど日本は違反がもともと多かった?

ということで色々調べてみたのですが、実際のところ、スキージャンプでは女子に限らず男子でもスーツ違反を取られるのは、よくある出来事なのだそう。

Yahooニュースでも報道されていましたが、スーツ規定で違反を取られやすくなったのは、年々激化するスーツの開発競争によるものだそうです。

国際スキー連盟のスーツ規定は毎年大きさや通気量の測り方が変更されます。

その規定に合わせて各国はスーツを作って記録の為にテストを繰り返すのですが、日本チームはギリギリまでその規定に迫るスーツを使う選手が多いとのこと。

今現在のスーツ規定では、昔と違って「スーツは体にピッタリしたもの、男子は1cm~3cm・女子は2cm~4cmまでのゆとり」がサイズとして決められているそうです。

つまり、身体より大きいダボダボのスーツは浮力が得やすくなってしまうので、規定違反だというワケなのですよね。

うーん、私のイメージだと、スキースーツって何かムササビみたいなダボダボのイメージだったのですが、規定で厳格に、出来るだけピッタリしたスーツと決められていたなんて!全く知りませんでしたし、想像もしていませんでした。

というわけで、規定の範囲内で少しでも浮力を得ようとした日本チームは、ワールドカップでは小林陵選手をはじめ、日本選手はスーツ規定違反で失格になる回数がずば抜けて多くなっています。

少しでも痩せてしまったり、体型が変わってしまったりすると、すぐにスーツ規定違反を取られてしまうので、日本選手達は裁縫道具を遠征に持っていくほど調整に気を使っていたそうです。

でも、あまりに攻め過ぎた規定内ギリギリのスーツなので、最新の注意を払っていたとしてもチェックに引っかかる選手が多くなってしまっていたようです。

抜き打ち検査というのも、今までの試合では普通に行われていることだそうです。

試合前、試合後、どちらも検査することが多く、協会側もスーツのチェックには神経をとがらせているというか、それほどまでにスーツの性能の持つ威力って凄いのだな、と思いました。

高梨沙羅選手のスーツは、2月25日に行われた女子ノーマルヒルの時と同じスーツだそうです。

2日間で高梨選手には体型変化があったのでしょうか?

それは分かりませんが、選手達は飛ぶ前に一度チェックされています。

そこでOKだったのですから、特に体型変化はなかったのでしょう。選手達は、体重を減らさない為に飲む水の量まで調整するそうです。

飛んだ後はランダムで再チェックが行われます。これが、いわゆる「抜き打ちチェック」ですね。

ネットニュースでは、飛び終わった後に、寒さで筋肉が収縮したのでは無いかという報道がありました。

ただ、それだと抜き打ちチェックを受けた選手のほぼ全員が当てはまってしまいますよね?

ということで、やはり規定範囲内ギリギリを攻めたスーツのせいだったと言えそうですね。

ということで、ジャンプのことで言えば、中国の陰謀説は全くのデマと言えます。

まとめ:高梨沙羅の失格は中国の陰謀というのはデマ!かわいそうだけど日本は違反がもともと多かった?

今回、高梨沙羅選手の失格判定について色々調べてみました。

調べるにつれ、自分が知らないルールや複雑なスキージャンプが分かって勉強になりました。

高梨沙羅選手の失格は本当に残念でしたが、それに耐えての2回目のジャンプ、他の選手の皆さんの頑張りも本当に感動的でしたよ!

高梨沙羅選手、感動を本当にありがとうございました!

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それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

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